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〈住まいと暮らしの話〉住まいや命を守る防犯対策

2024/06/10

みなさまに暮らしと住まいを快適にするためのちょっと役立つ情報をお届けいたします。今回のテーマは「防犯対策」です。外出時も家にいても油断できない昨今。住まいや命を守るために、泥棒や強盗に狙われないことが大切。防犯対策で、泥棒や強盗に狙われない環境を整えましょう。その対策をご紹介します。


キーワードは 音・光・時間・人の目!


●「音」と「光」…泥棒の侵入に対し、音と光で威嚇することが効果的。たとえば、防犯アラームやセンサーライト。センサーライトは、今や省エネにつながるLEDタイプやソーラー充電式のタイプなどもあるので、検討してみるのも良いですね。

●「時間」…警察庁が窃盗犯からヒアリングしたところ、約7割が侵入に5分以上かかると断念するそうです。そのひとつに、鍵を開けるときに時間がかかることを嫌います。家の玄関や勝手口は「1ドア2ロック」が最適。補助錠や後付けできる電子錠を付けたり、2ロックタイプのドアにリフォームすることも手です。わずかなすき間にバールを入れてドアをこじ開ける手荒なやり口もあるので、鎌付きのデッドボルト(カンヌキ)タイプの鍵への交換もおすすめ。最新のドアは不正解錠しづらい構造のシリンダーや、鎌付きデッドボルトを採用したタイプもあるので、相談してはいかがでしょうか?

窓も対策が必要。洗面所やトイレなど、小窓でも換気以外は施錠を。リビング以外の部屋の窓、特に2階の個室は高いところにあるので油断しがち。雨どいなどを使って上がることもあるので必ず施錠しましょう。
ワイヤー入りガラスの窓は防火目的で防犯ガラスではなく、たたき割っても飛散しにくいので、逆に狙われることがあるのだとか。そこで、2枚のガラスの間に特殊なフィルムを挟みこんだ窓がおすすめ。早急に対策をするなら補助錠が最適です。

●「人の目」…家のまわりを整え、侵入されにくい環境にしましょう。玄関先に植物を置くのは、人の目も惹きつけるので有効。水やりや近所での散歩など、外での日常的な活動もおすすめです。日ごろの近所づきあいの良さも侵入者は嫌います。長期で外出する際は信頼できるご近所に声をかけるなどの対策も有効です。


 

歩くと大きな音がする防犯砂利というものもあります!建物の周辺に敷くと効果的です。


 

内窓の設置もおすすめ。窓を開けるのに時間を要します。


不意の訪問や電話 普段の行動にもご注意を!


強盗は宅配業者や公共業者を装うなど巧妙化。対応する際には、必ずインターホンで事前確認を。また、たとえば「水道局の方から来ました。水道の確認をさせてください」というケースも。公共機関の業者には警戒感も薄くなりがち。そのような心理を巧みに利用してきます。そもそも水道局では水道まわりの修理、依頼のない配管や水質の検査は行っていません。そのような訪問があったら、必ずインターホン越しに身分証の確認をしましょう。不意の訪問や電話に疑問や違和感を持ち、冷静になることが防犯につながります。
ほかに、合鍵の不正製作を防止するため、鍵は家族以外に見せたり渡したりしない、写真や動画に写り込ませないこと。自宅に必要以上の現金をおかないことも大切です。


電話などで在宅状況や家族の状況、資産状況を聞かれてもむやみに答えないようにしましょう。


住まいや命を守るため、防犯対策をご紹介しました。ぜひ参考にしてくださいね。