みなさまに暮らしと住まいを快適にするためのちょっと役立つ情報をお届けいたします。今回のテーマは「浴室のリフォームのタイミング」です。住まいの中で重要な水まわり。いつでも快適に使いたいですね。 そこで、今回は浴室のリフォームを考えるポイントをご紹介します。
リフォームを検討するきっかけとなる不具合とは
水まわりの劣化によって使いづらさなどが生じると、ストレスにつながり、暮らしの質にも影響します。そこで、浴室のリフォームのタイミングを見極めて、検討してみてはいかがでしょう。 リフォームをする時期の目安は、10~20年と言われています。それくらいの年数が経つと、さまざまな不具合が見られます。たとえば…
- 掃除をしても取れないカビがある
- タイルや浴槽、コーキング材(壁と浴槽のすき間や壁と床のつなぎめを埋めるために用いられる材料のこと)にひび割れがある。
小さなひび割れから湿気や水分が内部に伝わり、構造材などを腐食させたり、水漏れを引き起こすリスクが あります。ほかに、
- 換気扇から異音がする
- 床がへこむ
- ドアの開閉がしづらい
- 蛇口から水が漏れる
- 排水溝の流れが悪い
- 排水溝からニオイがする…
といった不具合も、見逃せません。1カ所の不具合を修理するだけで済む場合もありますが、その傷みがとても気になる、もしくは、複数ある場合はリフォームを考えるのも手です。
また、年月が経った住まいの浴室は寒く、ヒートショックの危険性もあるため、浴室の断熱性を高めたい、また、洗濯物を浴室で乾燥させたいなどの希望があれば、ぜひリフォームを検討してみましょう。
ほかにも、家族構成が変わったり、年を重ねたときも、リフォームを考えるタイミング。親と同居で介護が必要になったとき、出産で家族が増えるなど、家族構成が変わったとき、バリアフリーにしたり、浴槽を大きくしたりと、家族全員がより快適に使える仕様にすると良いですね。
最新の設備にすることで、節水などの省エネや掃除がしやすくなるといったメリットも。
リフォームをしたい!と思ったら考えること
いちばん大切なのは、リフォームの目的を明確にすること。使い勝手の悪さ を解消したい、デザインを一新したい、新たな設備や機能を追加したいなど、リフォームの優先順位を考えておくと、相談がスムーズです。また、機能やオプションを追加すると費用は高くなるため、優先順位を考えることは、工事内容を絞りやすくすることにもつながります。
歳を重ねたり、要介護認定の家族がある場合は、手すりの設置や滑りにくい床材の採用を検討することもおすすめです。
事前にリフォームの費用相場を調べだいたいの目安を決めておくことも重要です。リフォームの内容によっては、補助金・助成金・減税制度が利用できることもあるので、ぜひ、相談してみてください。水まわりは、まとめてリフォームすると配管の補修なども効率良く進められ、工事期間の短縮にもつながります。ほかのところにも不具合が見られたり、使い勝手が気になる、という悩みなどがあれば、検討するのも良いですね。
お風呂をはじめとする設備機器の不調や不具合等ございましたら、お気軽にイムラへご相談ください。