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〈住まいと暮らしの話〉家電の修理や買い替え時を見極めよう

2025/03/10

みなさまに暮らしと住まいを快適にするためのちょっと役立つ情報をお届けいたします。今回のテーマは「家電の故障の見極め」です。大きな家電は高額なため、急な買い替えは大変。不具合のサインを見逃さず、動かなくなる前に対処しましょう。


毎日使う家電だからこそ早く異変に気づきましょう


●洗濯機

異音は要注意です。「キュルキュル」という音はベルトのすり減り、「ガリガリ」「カタカタ」はモーターの劣化やベルトの緩みの可能性が。「ブーン」という音は給水バルブの異常が考えられます。メーカーや電器屋さんに相談の上、故障が考えられれば、修理をするなどの対処を。修理の相談で高額になるようなら、買い替えを検討するのもアリです。

操作パネルが反応しないときは、電源プラグを抜き、10分ほど置いて再度接続しても改善しなければ、寿命の可能性が。6年以上使用している場合は「寿命が近い?」と考えてみても良いのかもしれません。
洗濯機の水漏れは箇所を特定し、洗浄してもさびや汚れが取れない場合やパッキンなどの部品が劣化していれば、部品交換が必要になります。


焦げ臭いにおいは、洗濯機内部の部品が摩耗している可能性があり、危険です。ただちに使用をやめてメーカーに相談することをおすすめします。


●冷蔵庫

冷えない、冷えが悪い場合は、食品を詰め込みすぎて冷気の出口を塞いでいないかチェックを。また、ドアパッキンの劣化の場合もあります。冷気の出口を確認し、冷気が正常に出ていれば、パッキンの交換で解決できる場合があります。ほかには、コンプレッサーや濃縮器、蒸発器などの部品が故障している可能性が。メーカーや電器屋さんにご相談を。

庫内の水漏れは、ドレンホースの詰まりが原因かも。詰まりを取り除いても改善できない場合は、修理や買い替えを検討しましょう。
自動製氷機で長時間氷ができないとき、貯氷コーナー内で氷が自然と積み上がり、氷の量を検知するレバーにあたっている可能性が。ふだんから、できた氷は平らにならしましょう。


アイスなどが溶けてしまうなど症状があれば、内部の機械や部品の不具合の可能性。メーカーや電気屋さんにご相談を。


季節によっては一大事!故障サインを見逃さない


●エアコン

掃除をしても異臭がしたら、ファンや熱交換器まわりにカビが発生している可能性があります。
効きが悪いときは、フィルターの目詰まりの掃除や室外機周辺に十分なスペースを確保する、室外機の冷媒ガスを業者に補填してもらうことで回復することが。それでも回復しない場合はメーカーにご相談を。

大きな音やガラガラという音、運転中に音が鳴りやまない場合は、室内機の送風ファンや室外機内部のコンプレッサーの故障が考えられます。
水漏れは、吹き出し口からなら、エアコン内部やフィルターの汚れが原因かも。掃除をしても改善しなければ故障が考えられます。室内機本体、室内機の後ろ側、配管から水が垂れる場合は、故障の可能性が。
漏電ブレーカーが落ちてしまう場合は、即使用をやめ、メーカーや電器屋さんなどに相談しましょう。
家電は、保証期間を過ぎると修理代が高額になるかも。買い替えも視野に入れて相談しましょう。


家電の部品保有期間が定められており、製造終了から冷蔵庫は9年、洗濯機が6年、エアコンは9年とのこと。それ以降の修理は難しいので、買い替えを検討したほうが良いかもしれません。