地産地消の家づくりは、
地元にたくさんの貢献ができる
父親が建築現場での現場監督の仕事をしていました。その姿に憧れを持ち、私自身も建築会社で働きたいと思ったのが入社の理由です。
数ある建築会社のなかでもイムラを選んだのは、地元の材料を地元で使っているから。実は多くの建築会社ではコストの関係もあり、木造建築には外国産の材料を使用することが多いです。そのため日本では、国産の木々が余ってしまっている。そんな中でイムラは、地産地消のビジネスモデルを構築しています。関西で育った木を、関西で使用していることがとても素晴らしいと思い志望しました。
起こり得る問題をいかに未然に防ぐか。
現場管理の腕の見せどころ
現在は新築工事部にて、現場管理を担当しています。現場管理は材料の原価、法律、家の品質、また働く方々の安全といった、工事のすべてを管理する仕事。家づくりにおける責任者の立場で、常時7〜8件程度の新築工事に携わっています。
私が心がけている仕事をうまく進めるコツは、計画をきちんと立て、発生しそうなトラブルを予知すること。
家づくりでは、騒音をはじめとした近隣トラブルやプライバシーの問題など、様々な事態が生じる可能性があります。そういった問題を事前に予測し、お客様やご近隣の方にご迷惑をおかけしないようにするのが、現場監督としての腕の見せどころです。
1本1本の表情が違う。
心地よい香りがする吉野杉
イムラの家は、吉野杉という国産杉を使っています。吉野杉は、様々な点で人間の五感に訴えるものが他の材料と違いますが、一番の違いは香りだと思います。通常、木造建築では集成材という小さな木材を集めて固めた材料を使用するのですが、集成材は接着剤の香りがする。その点、吉野杉の材料は接着剤を使っていないので、”心地よい香り”が香るのです。
また同じ吉野杉でも、1本1本の材料は節があったり色味があったりと、表情にも違いがあります。人の目に付くところには色味の綺麗な木材を使うなど、現場の職人と工夫しながら取り組むのは楽しいですね。
自ら学び、高めようとする人は、
絶対に仕事ができるようになる
今では私も現場管理をひとりで担当するようになりましたが、入社当初はわからないことばかりでした。学校で建築の勉強をしていても、その知識がそのまま生かせるとは限りません。ましてや現場の職人とのコミュニケーションの取り方は、経験を重ねていくしかありません。
そのため、様々な情報を積極的に集め、自らを高めていけるような人が、この仕事には向いていると思います。特にものづくりが好きで、どうすればうまくできるかを常に考えたり工夫したりするのが好きな人は仕事を楽しめるはずです。取り組むうちに、自ずと結果もついてくると思います。
やりがいを感じる瞬間は、
家が無事に出来上がったとき
現場管理をする上で一番の喜びは、担当していた家が無事に出来上がること。家づくりでは、予定通りに工事が進まなかったり、予期せぬところに問題があったりと、当初は想定していなかったようなことも起こります。それでも最後は期日に合わせて仕事が終わり、会社に利益を残し、最初から最後まで安全な仕事を完遂できたなら、これに勝るやりがいはないですね。
イムラは、これからも吉野杉を使った家づくりを続けていきます。より素晴らしい仕事ができるよう、これからも木造の家づくりについて学び、理解を深めながら仕事に取り組んでいきます。
※この記事は2020年10月に掲載しました。