地元である奈良県の役に立てる仕事
奈良県で生まれ育った私にとって、吉野林業は子どものころから特別な存在でした。大学で建築を学び、設計の仕事を志す中で、生まれの地・吉野の名前が自分の名前の由来にもなっていることもあり、その地に関わる仕事がしたいという気持ちが強くなっていきました。
そんな時に出会ったのがイムラ。吉野の木を使い、本気で家づくりに向き合っている企業であることを知り、不思議な縁を感じて会社説明会に参加しました。説明会では、吉野林業への深い敬意や、家づくりに対する想いの強さ、そしてイムラの家が持つ温もりや美しさが真っ直ぐに伝わってきて「この家を、自分の手で設計したい」そう思って、入社を決めました。
手描きの図面と模型で伝える、家づくりの魅力
イムラの設計に惹かれた理由の一つは、提案の「伝え方」にあります。イムラでは今も手描きの図面やパースを使った提案を大切にしています。デジタルにはない温かみがあり、初めて見たとき、「これがイムラの家の雰囲気なんだ」と一目で感じるほどイムラらしい素敵な提案でした。
さらに、お客様一人ひとりに100分の1スケールの模型を手づくりで作成します。建築を学ぶ中で模型制作に力を入れていた私にとって、それはとても魅力的なポイントでした。目に見える形で夢をふくらませる、そんな設計のあり方に、魅力を感じています。
吉野杉の素晴らしさを、もっと多くの人に
イムラの家の最大の魅力は、なんといっても「木」だと思います。ただ地元の木だから使うのではなく、本当に吉野杉が優れた木だからこそ使う。そのことが、入社してから身にしみてわかりました。
美しい木目、やわらかな手触り、調湿性や断熱性といった機能性。さらに、吉野の職人たちが代々受け継いできた育て方や伐採の知恵。こんなにこだわり抜いた素材でつくる家は、社員の私から見ても本当に贅沢だと感じます。
もちろん、素材だけでなく性能も高く、他社と比べても遜色はありません。でも、イムラの家が本当にすごいのは、「五感で感じる心地よさ」があることです。価格や数値では測れない、本質的な「いい家」を届けたいという思いがあります。
「自分も住みたい」と思える家を届ける
入社して驚いたのは、イムラの社員全員が本気でイムラの家を好きだということ。実際に自社の家に住んでいる社員も多く、若手の間でも「いつかはイムラの家に住みたいね」といった会話がよく出てきます。
私自身もその一人です。知れば知るほど、この家の魅力に気づかされ、「この家に住みたい」と心から思うようになりました。だからこそ、お客様にも自信を持っておすすめできる。そんな家づくりに関われることに、日々誇りを感じています。
お客様に寄り添い、唯一無二の家づくりを
家づくりは、多くの人にとって人生で一度あるかないかの大きな選択です。だからこそ、私たちはお客様と同じ目線で、一緒に悩み、一緒に楽しみながら進めることを大切にしています。
イムラが手がけるのは完全自由設計の注文住宅。「誰もが住みやすい家」ではなく、「その人が一番住みやすい家」を提案できるのが大きな魅力です。お客様のライフスタイルや価値観にしっかり寄り添いながら、ハード面でもソフト面でも支えられる存在になりたいです。これから、お客様の思いをかたちにできるよう、まっすぐに向き合っていきたいと思っています。
※この記事は2025年10月に掲載しました。
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奈良県の役に立てる
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川端 美志乃 / 2025年入社 / 京都芸術大学 通信教育部 デザイン学科 卒業