自分自身が住みたいと思える家
幼いころから木が好きで、高校は校有林を持つ学校に進学しました。週末には校有林に足を運び、現地での実習や研究を通じて、木の持つ魅力や奥深さを身体で感じました。「木の素晴らしさを伝えたい」という思いを持つようになりました。大学では建築を専攻し、木造住宅を手がける会社に絞って就職活動をしていました。インターンを通じてさまざまな会社の展示場を見学する中で、イムラの展示場に入った瞬間の香りや足ざわり、心地よさが伝わってきました。木の素晴らしさが伝わり、「自分自身が住みたい」と思える家。それが、イムラに入社を決めた理由です。
「地産地消の家づくり」への共感
イムラの魅力は、素材の素晴らしさだけではありません。地元の木を使い、地元の職人とともにつくる「地産地消の家づくり」という考え方にも深く共感しました。
特に、インターンシップで耳にした「家づくりは生産業であり、サービス業でもある」という言葉が、今も心に残っています。お客様一人ひとりに寄り添うことができるのは、地域に根ざした企業だからこそです。さらに、地元の吉野杉を使い、独自の大工育成システムで伝統的な技術を未来へ継承していく。こうした取り組みは、地域の経済や文化が循環し続ける未来につながっていて、とても魅力的に感じました。
木の家の価値を肌で感じた研修期間
入社後3ヶ月間は、新卒研修として、ビジネスマナーや住宅の基礎知識、各部署の業務を学ぶ座学から、工事現場での研修まで、内容は多岐にわたりました。
中でも印象に残っているのは、展示場での研修です。実際にお客様をご案内した際、皆様が吉野杉の香りや足ざわりに触れ、「わぁ、気持ちいいね」「いい香り」と表情を輝かせる瞬間を間近で見ることができました。私が感動したのと同じように、お客様にも木の魅力が伝わっていく。その手応えを感じられたことは、大きな喜びでした。
また、研修期間中に様々な部署の方々と関わり、社員全員が「イムラの家」に誇りを持っていると感じました。「イムラの家」の素晴らしさがお客様に伝わるように誰もが仕事をしている。その姿を見て、私も自分が「良い」と感じたこの家の魅力を、しっかりと伝えられるようになりたいと思うようになりました。
お客様の暮らしをより豊かにする提案を目指して
現在は、インテリアコーディネーター課に配属され、先輩に同行しながら業務を学んでいます。配属後に感じているのは、想像していた以上に仕事の範囲が広いこと。内装材や住宅設備、照明、電気配線など、お客様の暮らしの全てに関わるため、覚えるべき知識は膨大です。毎日が新しい発見の連続で、社内の人だけでなく業者の方々にも教えを請いながら仕事を進めることも多く、たくさんの人と関わる部署だと実感しています。
今はまだ、目の前の業務をこなすことで精一杯ですが、日々知識を吸収し、少しでも早く先輩方のように素敵な提案ができるようになりたいです。ホームコンサルタントと設計がお客様と共に作り上げてきたプランを、インテリアの力でお客様の暮らしをさらに豊かにしていく。それが、今の私の目標です。これからも学び続け、お客様一人ひとりの生活に寄り添った空間を創り出せるコーディネーターを目指して頑張ります。
※この記事は2025年10月に掲載しました。
お客様の暮らしを
より豊かにする提案を
目指す
猪田 香南子 / 2025年入社 / 京都女子大学 家政学部 生活造形学科 卒業