SDGsへの取り組み
持続可能な開発目標
SDGs(持続可能な開発目標)とは
持続可能な開発目標(SDGs)とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、
2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。
持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。
SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。
各項目をクリックすると詳細が表示されます。
地域産業を活性化させる家づくり
奈良県川上村と連携しながら吉野杉を多用した地産地消の家づくりを進めることで、
林業再生・地域産業活性化につなげ、一方で未来の家づくりの担い手を育成し持続可能な産業基盤をつくりだします。
-
地産地消の木材利用を促進する流通改革
イムラは川上さぷり(川上産吉野材販売促進協同組合)と直接取引きし、高級な材料である吉野杉をリーズナブルに調達できる独自のルートを構築。
これにより林業家と生活者を結ぶ販路が開け、住宅への利用が拡大しました。 -
匠の技を伝承し、未来の棟梁を育成
2014年より新たな大工育成制度をスタートしました。
大工志望の学生を社員大工として採用。
6年間、イムラの棟梁の元で修業し、伝統技術を学んでもらう大工育成システムです。 -
-
地元の木材を積極的に利用し地域の活性化と環境を
保全伝統の林業と森林を健全な状態で守り後世に引き継ぐために、林業従事者の減少、高齢化、山林の手入れ不足が深刻化し過疎化も進行している地元の材料である川上村産の吉野杉を使うことで山の新陳代謝が促され、吉野川・紀の川の水源である川上村の水質が保たれることにつながり、陸はもちろんのこと、それらの水が流れ込む大阪湾の海の生態系にも良い影響を与えます。
-
東京ドーム約1個分の吉野の山林を保有
2017年、イムラは奈良県吉野郡川上村東川(ウノカワ)地区に、東京ドームと同じくらいの面積である4.71haの山林を取得しました。
資材の源である山を自ら保有することで、流通の川上から川下までを熟知する木のスペシャリストとなり、お客様と地域により貢献し、環境保全につなげたいと考えています。
現在はこの社有林をお客様も参加いただける森林体験学習や山仕事体験、また社員教育の場として主に活用しています。
-
環境と共生する家づくり
気候変動や自然災害に対応した住まいで被災による貧困を未然に防ぐとともに、
クリーンエネルギーの活用で環境負荷を低減します。
-
耐震×制震構造を標準化
木の家イムラの家は、全棟標準で長期優良住宅かつ耐震等級3の性能をご提供。
さらに、繰り返す揺れから大切なご家族と住まいを守るために、高減衰ゴム製ダンパーの制震装置MIRAIEを標準採用しています。
これにより、安心・安全の住まいが実現できるのはもちろんのこと、大災害時にも多額の補修発生リスクを低減できます。 -
太陽光発電による創エネ
カーボンニュートラルに則した“高断熱仕様”に自然を採り込む設計技術をプラスした木の家イムラの家。
さらに、太陽光発電システムによる“創エネ”を取り入れることでZEH(ゼッチ:ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)に対応し、再生可能エネルギーを活用した人にも家計にもやさしい住まいを実現します。
健やかな暮らしを実現する家づくり
自然素材の活用と断熱性を確保した住まいにより、
有害化学物質とヒートショックのリスクを低減し、健康的な生活を送ることができる環境を実現します。
-
化学物質やダニ・カビの影響を抑制
奈良県産材と他県産材のカビ・大腸菌の生育抑制効果を調査。
いずれにおいても奈良県の吉野杉の精油が最も防カビ・抗菌効果が高い結果が得られました。
これにより、吉野杉が人の体に良い影響を与えるという可能性が実証されました。
働きがいがあり女性も働きやすい職場づくり
男女平等に働く機会を提供しながら、
スキルと働きがいの向上につながるさまざまな社員教育を実施しています。
-
高い女性比率
イムラの全従業員に占める女性の割合は約50%。
これは工務店では特に高い数値です。
イムラには、営業職や設計職、インテリアコーディネーター職などさまざまな部署で女性が活躍しています。 -
スキルアップ研修の他、林業体験も実施
イムラでは、スキルアップのための社員研修を定期的に実施。
また、奈良県川上村の社有林では、自然を守ることの大切さを実際の林業体験を通して社員に伝えています。
パートナーシップで進める事業づくり
自然素材を使った家づくりで得た情報を広く社会に提供し、
産学や官民の連携事業などを通して地域の発展と人々の暮らしの質の向上に役立てています。
-
住まいづくりで地元の産業を守る取り組み
イムラは2000年に川上産吉野材販売促進協同組合(川上さぷり)との木材の有効活用や流通の合理化を図りました。
今では、林業4団体によって構成された「吉野かわかみ社中」を窓口とする川上村との官民一体の林業再生に向けた取り組みにおいて、産地とお客様を橋渡しする役割を担っています。 (2015年グッドデザイン賞受賞) -
奈良県の実証事業・検証事業への参加
奈良県が行った「平成28年度奈良の木で健康になる実証事業&平成29年度奈良の木で快適に暮らす検証事業」に、奈良県の木を一番使っている工務店として参加し、吉野杉が人々の健康に与える影響を産官学連携で検証しました。
-
「MBTコンソーシアム」への参加
木の家イムラは「MBTコンソーシアム」という共同事業体の会員として奈良県立医大と吉野杉がもたらす健康への影響について共同研究を行い、その成果を広く情報提供しています。
MBTコンソーシアムとは、産官学で進められる医学を基礎とするまちづくり構想を実現するため設立されました。奈良県立医大と連携し、金融機関や民間企業の活力を導入して、医師・医学者と企業との連携を促し、新産業創生・まちづくりを行う一般社団法人です。 -
持続可能な社会形成に寄与する事業
私たちが事業活動を行う上で、関りがある方々を「パートナー」と定義し、パートナーとの信頼・協力関係を構築。
また、利益も尊重しながらともに発展する持続可能な事業形態を追求し実現を図ります。