施工事例・お客様インタビュー

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築100年の古民家再生リノベーション

67.99坪

築100年の古民家再生リノベーション

イムラさんが、私たちが求めていた家を実現してくださる会社だった

日頃から目にしていた看板でイムラさんの存在、また、吉野杉を使ったお家を手掛けていらっしゃることは知っていました。さまざまな工務店さんのSNSを見ていて「この工務店さんで使ってるこれが良い」というものをピックアップしつつ、“組子建具”と検索をすると自宅近くのショールームが表示されたので、見学にお伺いさせていただいたのがきっかけです。イムラさんが私たちが求めていた家を実現してくださる会社だったのだとSNSを通じて感じましたね。打ち合わせ中も担当の方にInstagramを見せながら、ご要望を伝えさせていただいていました。

Data

延床面積 224.75m²[67.99坪]
家族構成 夫婦+子ども1人
種類 単世帯・平屋・古民家再生リノベーション
竣工年月 2022.9月
建築地 奈良県

家全体の隙間、冬場の寒さを解消したかった

築年数が約100年の古民家で、お正月やお盆などは母屋で集まることが多いのですが、土間もあって冬場は寒く、家の中で暖房機器を使っても厚着をしないと過ごせないほどでした。暮らしの拠点を離れから母屋に移そうと考えた時に、その寒さや気になっていた隙間風を解消しないと住めないなと思いリノベーションを考え始めました。お風呂やトイレが離れにしかなかったので、スリッパを履いて移動する必要がありましたし、動線が悪かったのも気になっていて。また、暮らす家族の人数を考えると使っていない部屋や、動線的に使いにくい部屋や空間もあったので、それをリフォームですっきりできたらと思いました。今回のリフォームで改善いただけて大いに満足しています。

節がない床が良い

他の住宅会社、リフォーム会社にも見学に行ったのですが、材木商をされていたイムラさんだからこその材料へのこだわりと質の高さを感じました。他の会社のモデルハウス、また施工事例を見ていても節がある床が多かったので、イムラさんを見学した時に「印象が違うぞ?」と思ったんです。知人も玄関の床を杉にしたと言っていたのですが、やはり節があって。そうなると、イムラさんの節がない床が良い!となりました。

ショールームだけではなくイムラさんの展示場も見学させていただいて、吉野杉を壁や天井に張られていたので、床以外にも吉野杉が使えるのだとイメージが湧きましたね。実際に住んでいらっしゃるオーナー様のお家では、やはり梁などの古材と新しい木がどのような雰囲気になるのかを自分の目で見て確かめることができてすごく参考になりました。

納得のできる良い家づくりができました

最初から説明は聞いていたのですが、築年数100年ほどの古民家ともなればやっぱり工事がスタートしてからわかることってあるんですよね。この床の高さを6cmほど高くした方が良いだとか、金額も含めてその都度、丁寧に説明いただけたので安心してお任せすることができました。また、補助金についても詳しくお話しいただけたので、お客様目線でしっかりと対応してくださるスタッフの方々だなという印象を受けました。工事中は仮住まいでマンションに住んでいたのですが、工事中に見学に訪れた時も工事監督の方がいろんな話をしてくださって、どんな家に生まれ変わるのかがとても楽しみでしたね。

建替えしようかとも最初は悩みました

暖房機器を使用しても隙間が多くて、冬は家の中でも息が白く、ダウンを着たまま過ごしたり。床には断熱は施されていませんし、壁も土壁、大袈裟ですが板一枚だけの薄いところもあり、もう家の中でも半分外だったんですよね。そういうところを気密性、断熱性を高めていただきたいと考えていて、全て叶えていただけました。

最初は建替えで新築しようかとも考えていましたが、「古民家の外観は残しつつお家の中は今風にリノベーションしている」というのも良いかなと考えたり。民芸博物館で見にする古い家の造りとかも、実際に住んでいる家が同じような造りの私たちは日頃から目にしているので全く珍しく感じないのですが、イムラさんのスタッフの方が自宅を見に来てくださったときに、古民家ならではの立派な梁だとか、梁の金具だとか、、、建て替えでなくしてしまうのはもったいないと言っていただくこともあり、古材を活かした古民家リノベーションに決めました。

雨の日に床がベタつかない

以前の家では、特に梅雨時期は裸足だと湿気による床のベタつきがあって。朝起きて外を見ていなくても「今日は雨だ」とわかるほどでした。結露もありましたし。今はそのベタつきがないので「今日は雨なの?」と外を見ないとわからないほどになりました。吉野杉の床は本当におすすめしたいです。

住んでいらっしゃるお家に見学に行かせていただく側から、今度はリノベーションを検討されている方を自宅に案内する側になって、応接間は床を張り替えていないので、床の温度差の違いを体感してもらったりもしています。やはり応接間は少し寒いので「応接間から早く出ましょう」となるんです。

家で過ごす時間が増えました

仕事から帰ってくるのが早くなったり、休みの日は外に出かけることが減り自宅で過ごす時間が増えました。週末には近くに住んでいる子どもが孫を連れて遊びに来てくれたりと、その時間も一段と楽しく、楽しみになりましたね。

細かいですが、コンセントの位置や数に後悔があるとも聞くのですが、我が家は全く問題ありません。打ち合わせから完成まで9か月ほどかかったのですが、打ち合わせの時は担当の方がお話しした内容を記録してくださっていたので、思い返しながら進めることができました。イメージしているものと違うものができあがってしまうのは避けたかったので、提案いただく内容に対しても自分でしっかり調べるということを大切に家づくりをされると良いかと思います。

趣を残した外観

最初に家族とお客様を迎える門屋。

こだわりが詰まった広い玄関

玄関の華やかさを引き立てる家具のように見える下駄箱と、正面にある麻の葉の組子建具。毎日の帰宅が楽しみになります。インタビューにお伺いさせていただいたのが2月だったので、下駄箱の上には雛人形が飾られていました。

節の無い吉野杉の床の魅力を感じるリビング

スリッパなしで過ごすのがとても気持ち良い、節の無い吉野杉の無垢床フローリング。アンティーク調の壁掛け時計が印象的です。

憧れの対面キッチン

明るく開放感がある対面キッチン。キッチンで家事をしながらリビングとダイニングを見渡すことができ、奥様のお気に入りの食器棚も古材とうまく調和しています。

キッチンは本体を床から浮かせたタイプで、空気が循環し足元も寒くありません。将来的にキッチンをリフォームするときもコストが少なく済みます。

お気に入りのものを飾る土間コーナー

LDKに設けた土間コーナー。外で使うものを気軽に室内に入れることができ、またLDKとの間に建具を設置しているので、風除室のような役割を果たし室内の温度を一定に保つことができます。

新旧の素材をうまく調和する再生リノベーション

まるで新築のお家のように生まれ変わったゆったり広めの洗面室と、構造材や建具を再利用したスペース。