イムラの家づくり concept
イムラの家づくり concept
最高級ブランド、吉野杉。
香りと色艶だけでなく、高強度・調湿性・保温性など
実用面でも優れていることが実証されています。
また、室内の壁には調湿性に優れた珪藻土を使用しています。
長い年月をかけて人の手により育てられてきた吉野杉は、節が少なくまっすぐに生長し、1年ごとに重ねられる年輪の幅がほぼ一定で密であるため、強度が強く構造材として最適です。
他府県産との比較
吉野林業における伝統の育林手法
吉野杉は美しい淡紅色をしています。また、その独特の香りの良さから、江戸時代より樽丸材、特に酒樽として人気を呼びました。現在でも、鏡開きに使われる酒樽の内側に使用されています。
密植により陽を求めまっすぐに伸びて育った吉野杉は、木の外回りがまん丸に近く真円なのも大きな特徴です。幹の根元から上までほぼ同じ太さで曲がりが少なく芯が中心にあるという、良材として欠かせない条件を備えています。
イムラは川上さぷり(川上産吉野材販売促進協同組合)と直接取引きし、吉野杉を直送で調達するルートを2000年に構築。慣例となっていた複雑で高コストを招く流通過程を大幅に短縮することで、それまで一般には高価で手が出なかった銘木「吉野杉」を、リーズナブルに供給できるしくみを確立しました。これにより林業家と生活者を結ぶ販路が開け、吉野杉が安定供給され住宅への利用が拡大しました。
500年の吉野林業を住まいづくりで守る!川上村との取り組み
2015年には川上村と林業4団体からなる「吉野かわかみ社中」が、生産から加工、流通、販売に至る一貫体制の安定供給支援を始めました。
これにより、林業再生と森林環境保全につながる官民一体の事業システムが完成しました。その後、吉野杉を用いた住宅の供給は900棟を超えています。
奈良県川上村と取り組む林業再生に向けた官民一体のしくみ
イムラが使用する珪藻土はJIS規格に適合する「調湿建材」。6帖の部屋で1リットルの水分を吸湿します。また、珪藻土が使用された空間では湿度は50~60%に保たれるため、ウイルス感染を防ぎます。(※インフルエンザウイルスは湿度40%以下で活性化)
カビの発生領域はpH2~8.5。珪藻土を使用した空間はpH9.5と、非常にカビが発生しにくくなります。
健康を阻害する要員と相対湿度との関係
イムラが「吉野杉の家」で使用する珪藻土は、調湿性能はもちろんのこと、様々な体調不良の原因となるホルムアルデヒドなど化学物質を吸着する機能を備えています。そのことを確認する試験では、ホルムアルデヒドを吸着した後に加熱をしても、ほとんど再放散しないことがわかりました。
※イムラで使用している珪藻土は国産品のため、アスベストは含まれておりません。