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木の家を建てる際のメリットとデメリットを徹底解説!

塩化ビニルなど化学物質が含まれた内装材を使用せず天然の木材だけでつくる木の家は、一般的にみられるビニールクロスを使用した木造住宅と違って、調湿性や吸音性などの機能性に優れている特徴があります。そのため、木の家は住み心地の良い住宅を建てるにはうってつけです。

 

もしこれから木の家を建てるか悩んでいるようでしたら、当記事でご紹介する『木の家の特徴』『木の家のメリット・デメリット』を確認して、木の家の価値を確かめてみてください。


木の家の特徴



木の家は構造材や内装材に天然の木材を切り出してそのまま加工した無垢材を使っており、ビニールクロスや集成材を使った木造住宅に比べて調湿効果や吸音性が高い特徴があります。また、自然素材をメインに使用している木の家だからこそ、風合いの良さや落ち着きのあるデザイン性を実現できる特徴も兼ね備えています。

*集成材とは製材した小さな板や小角材を繊維方向に揃えて、接着剤で貼り合わせて成型した木材のこと

 

ちなみに木の家に使う無垢材の原料は以下のようなものがあります。

  • ヒノキ
  • スギ
  • ケヤキ
  • ヒバ
  • ウォルナット
  • ブナ
  • ナラ
  • マツ

 

イムラではこの中でもスギとヒノキを多く利用しており、スギの中でも国産材のブランドのひとつである『吉野杉』をふんだんに使用して木の家を建てます。そのため、イムラが手掛ける木の家はいつも健康的な木の香りに満ちた快適な空間を生み出します。


木の家のメリット



木の家は無垢材を使用するからこそさまざまなメリットがありますが、その中でも特に知っておいていただきたいのは以下の4つです。

 

【木の家のメリット】

  • 調湿効果がある
  • 吸音性がある
  • デザイン性を楽しめる
  • リラックス効果がある

 

無垢材の特徴である調湿性や吸音性はもちろんのこと、デザインに自由性があり、設計の段階から自身や家族の生活スタイルに合わせた唯一無二のマイホームを建てることができます。


■ 調湿効果がある


木の家に使う無垢材は湿気を吸収する性質と放出する性質の両方を持っているので、室内の空気が湿っていれば吸収して湿度を下げてくれますし、空気が乾いていれば放出して室内の湿度を上げてくれます。そのため、室内の結露が発生しにくく、カビやダニの発生を防ぐ効果があります。

 

また、調湿性が高いと湿気によって傷みやすい畳の劣化を防ぐこともできるので、和室を取り入れようとしている方には特におすすめとなっています。


■ 吸音性がある


木の種類によって差はありますが、鉄骨やコンクリートと比べて無垢材は弾力性を持ち合わせているので比較的音の反響がしにくい素材となっています。

 

楽器の演奏などで発生する音はさすがに限度がありますが、生活音程度のレベルであれば反響を防いでくれるので、小さなお子様がいらっしゃるような家庭でも近隣への音漏れを軽減してくれます。

 

また、弾力性があることによって吸音性だけでなく衝撃吸収性も優れているので、足への負担を最小限に抑え、調理中など立ちっぱなしの時でも脚が疲れにくい住宅を作ることができます。そのため木の家は小さなお子様や高齢の方がいらっしゃる場合は特におすすめです。


■ デザインを楽しめる


無垢材は集成材と違ってひとつひとつの木目や色味が違います。なので、無垢材を使った木の家はまったく同じ間取りでもそれぞれ少しずつデザインが変わるため、それだけで家の内装などのデザインを楽しむことが可能です。

 

さらに、壁などにおいては漆喰や珪藻土が使われるので、それらの独特な素材の見た目の美しさから、自然素材でつくる木の家ならではの意匠性を楽しむこともできます。デザイン自体に規則性が無いのが特徴なので、変わりゆく風情や景色、唯一無二のデザインなどに価値を感じる人には木の家がおすすめと言えるでしょう。


■ リラックス効果がある


無垢材を使用することで、その木にある本来の香りを維持することができるので、木の優しい匂いに包まれながら生活をすることができます。

 

木の香りには消臭効果や抗菌性をもつ『フィトンチッド』と言う成分が含まれており、その成分によって森林浴を体験しているかのようなリラックス効果が期待できるとされています。また、香りだけでなく木目というデザイン自体も建物の雰囲気を良くしてくれる効果があるので、視覚と嗅覚の2つの感覚からリラックス効果を感じることができます。


木の家のデメリット



無垢材を使用することによってリラックス効果やデザイン性、機能性におけるメリットがある反面、デメリットも存在するので確認しておきましょう。

 

【木の家のデメリット】

  • 品質にばらつきが出やすい
  • コストがかかる

 

天然の素材を使うので安定した品質で木材を調達できないのと、集成材のように安定した量産性が無い事からコストも割高になってしまう傾向があります。ですがその分、満足度の高い家を作ることができます。


■ 品質にばらつきが出やすい


木の家は天然の木材を使用するので山から切り出したままでは素材の品質が安定しません。それに加えて天然の素材ですので、多少の水分を吸収したり放出したりすることにより、膨らんだり縮んだりしてサイズが細かく変化します。

 

そのため、木材の性質に合わせて設計・施工ができないと安定した品質の家をつくることができないことから、なるべく木によって差異がでないようにする取り組みとそのことを熟知している大工の腕によって安心できる木の家になるかどうかが大きく分かれてきます。なので、木の家を建てたい場合は実績のある施工会社に頼むなど、慎重に施工会社を選ぶ必要があるでしょう。

 

その点、イムラは奈良県の木材の出荷基準に適合した木材のみを使用し、専属の地元の大工集団を揃えているため、お客様が安心して納得のいく木の家を建てることができます。

イムラの施工事例について興味がある方はぜひこちらからご覧ください。

 

施工事例



■ コストがかかる


木の家は自然素材を使用する分、集成材や新建材を多用するローコスト住宅と比べてコストがかかります。ローコスト住宅のように量産性が高く安価な集成材や新建材を使用すればコストは抑えられますが、自然素材にこだわって集成材より高い無垢材を使用すると自然と費用も高くなります。

 

また無垢材は集成材に比べて品質にばらつきが出やすいので、施工に手間がかかることも考えられます。なので、手間がかかった分だけ施工費も高くなりコストがかかってしまうでしょう。

 

とはいえ、手間やコストをかけて建てた分だけ家の質感や雰囲気は上質なものに仕上がるため、満足感が高く愛着の湧く木の家が出来上がるのは間違いないです。

 

木の家(木造住宅)とは|選ばれる理由や建てる前に気を付けておきたい注意点を解説


まとめ


木の家とは無垢材などの自然素材を使って建てた家のことを指します。無垢材を使用すると素材の特徴が最大限活かされるので、調湿性や吸音性などが優れた家を建てることができます。また、無垢材はそれぞれ木目が違うのですべてデザインが違って趣がある上に、香りも強くリラックス効果を生み出すメリットも持ち合わせています。

 

ただ、無垢材を扱う木の家は素材の品質にばらつきが出る分、施工会社の腕によって木の家の品質に差が生まれる可能性があります。そのため、慎重に施工会社は選ぶことが必要となってきます。そこで、これから木の家を建てたいと考えている方におすすめの施工会社がイムラです。

 

木の家を建てる際にイムラへご相談をいただければ、高品質な吉野杉を使ったデザイン性・住み心地・機能性の全てで満足いただける木の家をご提案させていただきます。実績も豊富で無垢材を扱う腕も一流なので、木の家を検討している方はぜひ一度、イムラへご相談ください。