調湿効果に優れた珪藻土
珪藻土には過度な湿気を吸収し、乾燥状態の時には、湿気を放出するという「調湿効果」があります。
珪藻土はその性質を活かして、バスマットやコースターなど、水廻りでつかう製品に使用されることが多くなってきました。
お風呂場で大活躍、珪藻土のバスマット | コップの跡が机に残らない、珪藻土コースター |
■ なぜ珪藻土は湿気を吸収するのか
湿気を吸収する理由は、珪藻土の成分が水と引き合う性質があるからです。
加えて、珪藻土の粒ひとつひとつに目には見えないほどの小さな孔がたくさん空いていることも理由の一つです。
このように無数の孔が空いている性質を多孔質と呼びます。
孔がたくさん空いていることで、1粒当たりの表面積が多くなり、それだけ水と結合する面積と量が多くなります。
■ 夏場・冬場に湿気を一定に保つメリット
珪藻土には、湿度が高い時には吸湿をして、湿度が低い時には、水分を放出する性質があり、1年を通して珪藻土の空間は湿度50%~60%を保ちます。
一般的にウイルスやカビは、湿度40%~60%の間だと活性化しにくいと言われ、夏場にカビが発生しにくい室内環境をつくります。
また冬場には乾燥を防ぐため、ウイルスが飛散しにくくなります。このように珪藻土は快適な湿度を保つだけでなく、ウイルスやカビの発生を防ぐこともできます。
壁の仕上げ材として使用することで得られる効果
珪藻土を内装に使用することで調湿効果以外にも以下の効果が得られます。
- 生活臭の分解
- ホルムアルデヒドを吸着分解
*ホルムアルデヒドについて詳しく知りたい方は≪ こちら ≫
珪藻土の多孔質という性質により、室内の湿度を一定に保つことはもちろん、生活臭や空気中の化学物質を吸着することがわかっています。
空気中を漂う化学物質が減らせると、子どもにとっても安全だと思いませんか。
さまざまな体調不良の原因となるホルムアルデヒドなどの化学物質を吸着する機能を備えており、とくに、ホルムアルデヒドに関しては、一度吸着するとほとんど再放出されないといった実験結果もあるほどです。
アスベストが入っていない珪藻土の見分け方
日本では、労働安全衛生法によりアスベストの使用が一切禁止されています。
さらに、2006年9月の労働安全衛生法の改正では、アスベストの含有量が重量の0.1%を超える製品の製造・輸入が禁止されています。
日本国内の使用だけでなく、たとえ海外の製品であっても、アスベストが含まれている場合は日本国内に持ち込むことが違法とされています。そのため、日本の中でアスベストが含まれた製品が身近にある可能性は限りなく低いです。
とはいっても、アスベストの使用を禁止していない国の製品は多くあります。
アスベストが含まれていない製品を使用したい方は、可能な限り日本で製造された商品を購入するように心がけてみてはいかがでしょうか。
イムラでは、フジワラ化学株式会社の珪藻土を使用しています。原材料はすべて国産のため、アスベストが使用されていないことが証明された珪藻土を使用しておりますので安心してお住まいいただけます。
まとめ
イムラでは調湿効果のある珪藻土に加え、奈良の銘木吉野杉をふんだんに使用した家づくりを行っています。
自然の木材にも珪藻土と同じように無数の孔が空いており、珪藻土と自然のままの吉野杉を使用したお部屋は自然に調湿され、季節ごとに快適な空間でお住まいいただけます。
また、ご家族の思い出として珪藻土塗り体験を行っております。職人の技や珪藻土を使用したお住まいを詳しく知りたい方はお気軽にお問い合わせください。
*お家づくりの窓口は≪ こちら ≫
イムラは奈良・大阪でお家づくりを行っている木の家をつくる工務店です。建替えや新築、またリノベーションについてのご相談を承っております。一度、お近くの展示場にて吉野杉の香りとあたたかみをご体感ください。みなさまのご来場を心よりお待ちしております。